チェーンソー安全講習会に参加してきました

川根本町は林業が主要産業の1つです。今では全国各地の森林で取得されているFSC認証を静岡県で初めて取得した町です。
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FSCとは、ForestStewardship Council (森林管理協議会)の略称で、10の原則と56の基準を定めて、「責任ある森林管理」を行っている国際的な認証制度です。
FSC認証林から生産された木材製品、紙は上記のロゴマークを付けて販売しています。このロゴマークを付けた商品は適切な管理をされた環境配慮型の森林から生産された商品なので、見かけたら優先的に購入のご検討をお願いします!
川根本町はこのような森林を有することもあり、林業への意識が高いが高い町です。
先日、間伐材を出荷する方々へのチェーンソーの安全講習会があったので、参加させていただきました。

まずは、チェーンソーの点検・整備です。
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①エアクリーナー等の掃除:チェーンソーを分解して、エアクリーナーやその他木クズが付いているところをブラシ等で掃除します。汚れがひどい場合はオイルに付けて行います。

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②ガイドバーの掃除:ガイドバーの掃除を行います。ガイドバーのチェーンが挟まる溝も掃除します。

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③ガイドバーにオイルを塗ります。

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④チェーンソーを組み立て、チェーンの目立てを行います。チェーンによって、ヤスリを掛ける角度が決まっていたり、均等に目立てを行う必要があります。

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⑤いよいよ町有林のスギ林で間伐していきます。

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⑥伐採する木を決めたら、どちらに伐倒するか、重心の見極め、退避方法等の安全確認を十分に行い、受け口を作ります。
受け口を間違えると、想定した方向に倒れないので、少しずつ確認しながら木の直径の1/4くらいの受け口を作っていきます。

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⑦受け口ができたら、追い口を切っていきます。追い口は受け口の高さ2/3程度のところが目安です。
木が倒れそうになったら、笛等を使い、周囲の人に注意を知らせます。

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⑧木が想定どおりに倒れなかった場合、ロープやとびなどを使って、木を倒していきます。

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⑨木が倒れたら、出荷する長さにチョークを引いていきます。ここでは2.5m

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⑩⑨で引いた長さで斜面の上部から玉切りを行います。最初から木の上側にチェーンソーを入れてしまうと、チェーンソーが挟まれてしまうため、木の下側に切れ込みを入れてから、上側から切っていきます。
この時も、木がどう動くか、切れた材がどこに転がるか想定しながら切ることが重要です。

昨年、北海道でチェーンソーを数回使用しましたが、基本的なこともまだまだ知らないので、とても良い機会でした。
今回、ワタシは装備が不十分なためチェーンソーを使いませんでしたが、これから使う機会があると思うので、引き続き勉強して行きたいと思います。
マイチェーンソーが欲しくなりました~☆彡

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