川根本町お祭りウィーク

夏祭りの時期ですね! 川根本町でも8月13~16日まで4連荘でイベントが開催されました。オリンピックや高校野球などなど、催しが多すぎて、かなり寝不足のワタシからお伝えします!

■8月13日(土) 第10回やっちゃう祭り
地元の有志のみなさまが実行委員となり開催されるお祭りです。
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赤石太鼓:昭和56年に町おこしのために発足し、地元の打ち手会をはじめ、川根高校郷土芸能部などから赤石太鼓保存会を結成し、町内外のイベントに参加しています。

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お祭りのメインイベントの手筒花火は、徳川の砲術隊が三河・遠州で手筒花火の技術を広めたと言われ、豊橋祇園祭や遠州新居手筒花火が有名です。川根本町では、奥大井手筒保存会によって技術が伝承され、夏のお祭りのほか、年中の各種イベントでも見ることができます。

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花火上げてる人はタンクトップ&ねじりハチマキです。カッコ良いです~!

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火花が天の川みたいにキレイに撮れました

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手筒花火は竹筒に火薬を詰めて全て手作りで作られ、使用後のものは無料でいただくことができます。

■8月14日(日) 千頭駅前広場ミニ盆踊り
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トーマスフェアの賑わいが終わった後の夕涼みの中、千頭地区のお母さんが主導で行われ、地元や帰省してきた方々のお祭りです。


お手伝いをしていた露天のホルモン焼うどん。とてーもオイシイですよ。
ホルモンの脂と最後に入れた秘伝のソースが味の決め手です。トーマスフェア開催中の毎週末は、千頭駅前の道の駅音戯の里入口付近で露天を出してますので、ぜひ食べてみてね!

■8月15日(月) 徳山の盆踊
毎年8月15日に徳山地区の浅間神社で開催されます。盆踊といっても、前日の盆踊とは全く異なります。こちらは国の重要無形民俗文化財で、時期になるとこのために毎日練習しています。「鹿ん舞」「ヒーヤイ」「狂言」の3部から構成され、合計16回の演目となっています。
<演目>
①鹿ん舞     ②神よせ  ③四節踊り    ④神すずしめ
⑤鹿ん舞     ⑥桜花   ⑦ぼたん     ⑧狂言「頼光」
⑨神すずしめ   ⑩鹿ん舞  ⑪桜花      ⑫ぼたん
⑬狂言「新曽我」 ⑭鹿ん舞  ⑮かぼちゃ踊り  ⑯ひきは

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お祭りで使用するお面とだんだら巻きの棒。お祭り当日の午前中に、地元の小学生と一緒に作ってきました。

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会場は鳥居の左右に大きなスギの木がある浅間神社です。このスギの木は夫婦杉と呼ばれ樹齢600年、静岡県の天然記念物に指定されています。

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ヒーヤイは地元の小中学生の女子が、京の舞妓姿で小唄に合わせて舞う、古歌舞伎踊りの初期の形態を伝承した踊りです。唄の終わりに「ヒーヤイ」という囃子言葉がついているのが名の由来です。

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一番の盛り上がりを見せるのが鹿ん舞です。
先頭に長い角を持つ鹿頭をつけた雄鹿、その次に雌鹿が左右に、その後ろにお面をかぶったひょっとこが並びます。だんだら巻きの棒を持って、回しながら囃子(はやし)に合わせ、鹿が飛ぶように踊ります。作物を荒らす鹿を追い払い、豊作を祈ったことから伝えられています。


毎年、地元の中学生の男子が鹿役をやっています。動画も撮影しましたのでどうぞ!

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花火も打ち上げられます(※当日は打ち上げ場所の上空付近にガスがかかってしまい、残念ながらキレイに見えませんでした)煙火目録を「第○○番煙火目録~!、(花火のサイズ)、(タイトル)、(提供者名)」の順に読み上げ、その読み方にも雰囲気があり楽しかったです。

■8月16日(火) 百八たい
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百八たいは、毎年8月16日に行われる、盆の送り火です。午後6時過ぎころから地元の方々が大井川河川敷に集まります。江戸時代に起きた鉄砲水による犠牲者を慰霊するためといわれています。

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各世帯ごとに、このような木を組み上げていきます。

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地元のお寺の住職がお経を唱え、みなさんでお線香を上げた後、組み上げた木に点火します。

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炎が川面に写りこむ景色はとてもキレイでした~☆

このようにお祭りがたくさんありますが、どれも人口減少、担い手の不足に伴い、存続が危ぶまれています。川根本町に限らず全国各地でお祭り存続問題が起きていて、国指定の重要文化財のお祭りでも取りやめてしまったものがあるようです。お祭りは地域に活力を与える点においても重要なものですので、何とか続けていきたいですね。
それぞれ保存会がありますので、詳しいお話を聞いて、ブログでお知らせできればと思っています。

ところで川根本町は静岡県の中部地方に位置するので、駿河の国だと思っていたのですが、実は明治初期の廃藩置県では大井川を境界として東側が静岡県(駿河)、西側が浜松県(遠江)であったそうです。川根本町は大井川を挟んで両側に集落が点在しているので、そのころのお祭りや交流はどうだったか、なども調べるとおもしろそうですね。

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