2017/3/28~29 八ヶ岳(赤岳)登山

3月28~29日1泊2日で島田市在住の叔父とともに八ヶ岳主峰の赤岳へ登ってきました。

叔父は71歳で、還暦を迎えてから本格的な登山を始めたにも関わらず、
南アルプス、北アルプスのほとんどの山、全国各地の山の多くを登ってしまったというスゴイ方です。
3年前の夏に北海道大雪山(旭岳~トムラウシ縦走2泊3日)も一緒に登った仲です。

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赤岳は標高2899mで八ヶ岳の最高峰。
前回の天狗岳と比べ、歩く距離が長く、岩場もあり難易度が高くなっています。
前回の天狗岳のブログはこちらをご参考ください。
http://kawanehon-chiikiok.seesaa.net/article/446774781.html
八ヶ岳(天狗岳)登山


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山行の記録はこちら。アオ:1日目(7.6km)、アカ:2日目(10km)
川根本町2時発、島田市3時(叔父宅発)、6時40分美濃戸口到着。

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準備をして7時40分出発。
最初の3kmは林道をひたすら歩きます。天気がすこぶる良いです。
林道歩きは急登がないので、体調を整えながら歩くことができて、個人的には好きですね。
いきなり急登はバテやすいですから~

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1時間ほどで美濃戸山荘へ、ここから登山道に入ります。
本日宿泊の赤岳鉱泉の山小屋へは北沢を進みますが、
天気、雪の状態、体調などによっては、今日中に山頂へ登るプランも考えて、南沢コースを選択。

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シラビソ、コメツガを中心とした針葉樹林帯をひたすら進みます。

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もうすぐ行者小屋のところ。赤岳が見えてきました。
出会った方に山頂方面の雪の状態を聞いてみると、先日降った雪が腰くらいまであって、
断念されてきた方がほとんど。
天気も怪しくなってきたし、行者小屋までのペースがイマイチ上がらず、山頂は明日という判断に。

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先日降った雪により、ラッセルが必要かな...と思い持参したスノーシュー
結局、スノーシューは無くても行けたのですが、せっかくなので樹林帯の中のパウダーで遊んでました(^o^)

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14時赤岳鉱泉の山小屋へ到着。

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赤岳鉱泉のアイスキャンディー。
ここでアイスクライミングをやるためだけに来る人もたくさんいる山小屋です。

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赤岳鉱泉名物のステーキです。
ステーキ以外の日もあって、豚しゃぶ、トンカツ、ビーフシチューといったメニューのようですが、
どのくらいの確率なんでしょう。ワタシは前回もステーキで、2分の2でした(^o^)

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翌朝、天気は晴れているが、うす~い曇り。
難しそうだったら引き返すことも想定しながら、赤岳へ進みます。

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文三郎尾根は急斜面の連続。
先行者のトレースがあり、ラッセル不要で登って行けそうです。

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後ろを振り返ると、樹林帯の緑と白のコントラストがとても美しい。

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まもなく森林限界。

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シュカブラ(雪面にできる風紋)が美しい。

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文三郎尾根の最後の難所。滑落の危険性があるので慎重に。

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登ってきた文三郎尾根。

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行者小屋からちょうど2時間で山頂に到着しました。
薄曇りも抜けて、文三郎尾根途中から快晴に。晴れ男パワー全快です。

山頂からの景色をどうぞ。
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甲府市方面。遠くに富士山

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手前:権現岳、編笠山。遠くに南アルプス(甲斐駒ケ岳、北岳)方面

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手前:阿弥陀岳。遠くに中央アルプス(木曽駒ケ岳)、御嶽、乗鞍岳方面

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手前:阿弥陀岳。遠くに乗鞍岳、穂高、槍ヶ岳方面。眼下に諏訪湖、霧ヶ峰

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山頂を後にして、地蔵尾根方面へ下っていきます。

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地蔵尾根。滑落したらヤバイ斜面が続きます(-_-;)

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地蔵尾根からの赤岳。険しいところほど、景色がすばらしい。
ずっと眺めていたい景色でした。

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滑落や雪崩の危険性がなくなったので、尻滑りで遊んでいます。

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山頂から2時間ほどで行者小屋へ無事に下山。登ってきた赤岳をバックに叔父と2ショット。
小休憩後、美濃戸口へ下山。
美濃戸口17時15分着、原村の樅の湯でお風呂に入って夕食。
島田市22時、川根本町23時着

那須の雪崩事故が起こった後ですので、ブログ公開を躊躇していましたが、
・雪崩地形に近寄らない
・雪庇を踏み抜かない(雪庇は新雪で隠れている場合がある)
・とにかく天気が良いときに
・自分の体力、経験を過信しない
といったことを念頭に、楽しく登りたいと思っています。


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